梅雨から夏にかけて、雑草は伸び放題!
なんとかしてー!っていう方に、お役に立てる記事です。
雑草対策、こまってませんか?
暑い中、草とりとか大変そうだよね
そうなの、効率的にできる方法をお伝えするね
農家直伝の雑草対策!あっというまに伸びる草を制するオススメの方法5選
主に下の5つを駆使して、どこにでも!生えてくる草に対処しています。
- 耕耘機(またはトラクター)
- 草刈機
- 草かき(手作業)
- 防草シート
- 除草剤
例年、春になると雑草が生え始め、梅雨から夏にかけてぐんぐんと伸びます。
育てている野菜や花の成長は嬉しいものですが、雑草となると悩みのタネに。
仕事柄、日々雑草対策をしているなかで分かった、効果的な雑草除去の方法をお伝えします。
そもそも、なんで雑草はダメなの?
自然に生えてくる草たちですが、なぜ悪者扱いされるのか?
それにはこんな理由があるのです。
- 増える、伸びる、どこまでも
- 虫のすみ家になる
- タネ、花粉を飛ばす
- 作物の成長を阻害する
特に、高温多湿になる日本の田舎においては雑草の勢いは想像を絶するものがあります。
我が家の周りにも、耕作放棄地となった元畑はまるでジャングルのよう。
あまりにも伸びてしまった雑草の林をどうにかするには、プロの手を借りるしかなくなります。
そんな一大事になる前に、雑草対策をしていきましょう。
効率的で、コスパのよい雑草対策は?
一番のポイントは、とにかく早めの対処。
その上で、何を使うのかを場所や状況に応じて考えていきます。
耕耘機(またはトラクター)
農家が、広い畑の雑草を一気に退治したい場合に使います。
作物を作るときに、地面を耕すための農機ですがその機能を利用します。
土をかき混ぜて、雑草を根っこから取っちゃうんです。
お仕事ではトラクターを使いますが、小型の耕耘機(こううんき)が使いやすい。
軽くて取り回しも比較的簡単なので、家庭菜園などがある方にオススメ。
最近は、デザインや性能もとても良いものが多いです。
我が家の耕耘機は、片手でも持てちゃうような機種です。
耕した後、すぐに雨が降ると雑草がそのまま根を張ります。
天候を見て、晴天が続くのを確認してから行うとうまくいきます。
小型耕耘機にも、バッテリー充電の電動のものが出てきていますが、今のところはエンジン式がオススメ。
ご家庭で野菜づくりを考えているのなら、一台あるとそれはもう便利ですよ。
草刈機
畦道や庭の広い面積の草を短くカットします。
草の根っこはそのままにして、畦道の強度を保ちたい場合に使っています。
芝生やグラウンドカバーの植物が伸びてきた時にも、長さの調節に使えます。
エンジンで動くものと電動とありますが、便利さは断然電動をオススメ!
バッテリーを二つ用意して、充電しながら使用しています。
安全に十分注意!
草だけでなく、小石が飛び散ることも!
周りの状況にも注意して、人が近くに来た時には必ずスイッチオフ
草を刈るなら早朝・または曇りの日が刈りやすい(水分が多くてパキッとしてるから)
我が家で使っているのは、昔ながらの金属製の丸い歯のものです。
今では、金属でなくナイロンの紐の束で草をカットするものもあります。
アスファルトの道路の脇や、石が多いところには、こちらの方が向いています。
草かき(手動)
昔ながらの方法は、手間がかかって疲れますが、確実です。
いろんな形の草かきがありますが、片手で持って細かいところの草を根こそぎとることができます。
立って使える柄が長いものも便利です。
狭い範囲や、座って丁寧に草とりをしたい時には、小さな草かきがピッタリ。
我が家のは、とーっても古くなっていたので最近新しくしました。
しょっちゅう買い替えるものではないので、道具は長く使える良い品質のものがオススメ。
断然使いやすいので、ちょっとだけ奮発してみてください。
手持ちの草かきは両刃になっているものを。ぜひ!
地面が硬すぎると大変だし、ぬかるんでいると土がコテコテに草かきにくっつきます。
天候と、自分の予定と相談しながら最良のコンディションの日にやるとgood
そして最後の手段!
手で一本一本引き抜くことも、よく行う作業です。
大変ですが、効果は確実ですよね。
確実ですが、重労働。
暑さ対策や、日焼け対策は十分にして臨みましょう。
防草シート
ナイロン素材のシートで水を通しますが、草が生えてこないように地面を覆うもの。
被せてしまえば、そこからは草が生えてきません。
作物や花を植える予定がない場所、土が見えなくても良い場所に向いています。
シートのはじをピン(でっかい釘のようなもの)で押さえて止めます。
見た目が、少々殺風景なのでお庭などでは上から砂利などを敷くことが多いです。
シートを広げる時は、風上から。
強風の日は避けた方が良いです。
シートを押さえるピンの位置ぎめは慎重に。
やり直して、穴が空いてしまうと、そこから草が生えてきます。
防草シートは、ホームセンターで切り売りでも売っていますし、ネットならお家まで届いて便利です。
そもそも、雑草を生えてこなくさせるのですから、悩みは解決ですよね。
除草剤
液状または粉状の薬品を土にまくことで、化学的に草を枯らすもの。
現在では、人体や環境に配慮したものもできてきています。
石垣の隙間や、手でもうまく草が抜けないところにピンポイントで使用するといいでしょう。
効く植物を選ぶものもあります。
芝生の中に生えてきた雑草にだけ効果があるもの、など。
用途に合わせて、賢く使用するなら選択肢に加えてみるとよいと思います。
天候に注意!
すぐに雨が降ったら効果は激減。
製品の注意書きには、しっかり目を通します。
どれがいいの?一覧表
で、結局、どれが一番いいのでしょう?
正解は使いわけ。
場所や目的に応じて、幾つかを組み合わせています。
効果持続 | 簡単 | 時間 | 広さ | 費用 | |
耕耘機 | ○ | ○ | ○ | ◎ | △ |
草刈機 | △ | △ | ○ | ◎ | ○ |
草かき | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ |
防草シート | ◎ | △ | ○ | ◎ | △ |
除草剤 | ○ | ○ | ◎ | △ | ○ |
例1)玄関前の小さな花壇
防草シートで花壇予定の場所の周りを覆って砂利を被せる。
お花の周りに生えてくる雑草は草かきで取る
例2)家庭菜園
耕耘機で全体を耕して草を無くして、畦道は草刈機
例3)家の周りの石垣
手や草かきで取りきれないところ除草剤
などなど……
雑草対策、早めの対処の時の注意事項は?
お庭や畑をきれいに保つため、草とりに励むのですが、気をつけたいこともいくつかあります。
- 安全注意!
- 長袖長ズボン手袋長靴
- 天候を見て効率的に
- 早めの対処がイチバン
- プロに頼むのもアリ
安全注意
草刈作業は、刃物を使うものが多いので、安全には十分注意しています。
夢中になると、周りに気がつかなくなることもしばしば。
人が近くに来ていないか、お子さんがいる家庭は特に気をつけたいです。
また、自分の体調とも相談しながら作業しましょう。
暑い中長時間の草とりは、絶対にしません。
水分も、休憩もしっかりとって行いたいです。
長袖長ズボン手袋長靴
草とり、草刈りは暑い夏にすることが多いですが、なるべく全身をカバーする服装で。
虫刺され防止→蚊にさされるくらいならいいのですが、毛虫、マダニ、ブヨなど刺されると大変なことになる場合があります
ケガ防止→草で擦り傷ができたり、刃物を使うので万が一のこともあります。手袋は必須
日焼け防止→炎天下は草とりはしませんが、紫外線は一日中降り注いでいます。特に首の後ろに注意!日焼けするし熱中症になるので帽子は必ず被ります。
そして機械を使う時は、ゴーグルもすると万全ですよ。
天候を見て効率的に
雨の後は、一気に草が伸びたように感じます。
気象情報を見ながら、雨が降る前に行った方がいい作業と、天気が続いた時が適している作業を振り分けています。
農家の大先輩のアドバイスを聞いて、雑草対策を行うと余分な労力を使わずに済むようです。
昔ながらの知恵は偉大!
早めの対処がイチバン
掃除や片付けと共通するところが多い、草とりです。
手に追えなくなる前に、早めの対処が肝心。
と、わかってはいるのですが。
ちょくちょく、畑を草だらけにしてボーゼンとすることがあるので、反省。
プロに頼むのもアリ
そして最後にオススメしたいのが、人に頼るという方法。
自分だけ、家族だけで対処するだけが最適とは限りません。
プロに頼むのは、確かに費用はかかりますがそれなりの効果は保証されます。
【伐採グループ】伐採・剪定・草刈り・敷砂利も対応!は、全国に展開する庭木、雑草の困りごと解決のプロ!
専業農家の我が家でも、お掃除や草とりをおねがいすることがあります。
費用はかかっても、それを上回る効果があり、とても助かっています。
親戚の学生さんに夏休みのバイトがてら頼んだり、ネットで家事代行サービスを利用したり。
工夫次第で、いろいろなサポートを活用できます。
自分も周りもしんどくならない方法を考えるようにするといいですよね。
農家の雑草対策まとめ
こんな所にも、生えるの?っていうくらいの生命力の雑草たち。
畑では、野菜の成長を阻害しないようにしっかり草とりします。
反面、お家の庭や花壇の中はいがいとサボりがち。
雨上がりなんかは、じぶんの目を疑うくらい雑草が伸びていることがあります。
早めの対処がポイントですが、雑草との追いかけっこで疲れ切ってしまっては大変。
いろいろな道具や、アイデアを駆使して賢く草とりしていきましょう!