今日はアラフィフ目線で、紙の本と電子書籍を比較しました。
どちらにもメリットがあります。
この記事は、
ネットで注文するとき、本にするか電子書籍にするか迷う。
電子書籍って、なんか敬遠しちゃう。
本と電子書籍、どっちがお得なのかな?
そんな方に、参考になります。
どちらを選ぶか、決める時に参考にしてくださいね。
紙の本VS電子書籍徹底比較
紙の本・電子書籍のメリット比較表
紙の本
メリット | デメリット | |
選ぶ | 本屋さんで選ぶ楽しさ
安くはならない |
試し読みがしにくい
売り切れ、絶版あり |
読む | 手触りがいい
デザイン、装丁を楽しめる |
抜き書き、引用が手間
汚れないように注意 |
保存する | 本棚から見つけやすい
コレクションになる |
場所をとる
持ち歩きは重い |
電子書籍
メリット | デメリット | |
選ぶ | サンプルを購入できる
売り切れがほぼない すぐに手元に来る |
ワクワク感が少ない |
読む | 要約、引用がしやすい
文字を大きくできる |
手触りが楽しめない
|
保存する | 場所を取らない
重くない |
読む本を見つけにくい
電源がないと見つけられない |
このように、どちらにもメリットとデメリットがあります。
それでは、項目ごとに細かく比較してみましょう。
どちらに軍配があがるでしょうか?
紙の本VS電子書籍7本勝負
紙の本と電子書籍を、7つの項目でくらべてみました。
どちらにも得意分野と不得意分野があるので、使い分けの参考にしてくださいね。
①手触り、デザイン 紙の本の勝ち!
本の外観も一つのデザインです。
それに、紙の素材感は触って楽しい。手触りもいい。
デジタルデバイスだと、そうはいきませんから。
例…写真集や、絵本、特別な紙を使った本
これを紙の本で買いました
古くて素敵なクラシックレコードたち(村上春樹)
装丁・デザインが良くて、何度も手にとって眺めています。
レコードの良さが伝わってくる素敵な本です。
村上春樹さんが好きなのも購入の大きな理由。
② 場所を取らない 電子書籍の勝ち!
紙の本は、どんどん部屋を占領します。
本棚から溢れ、机の上から溢れ、椅子の上、床の上まで侵入してくる本たち。
掃除はしにくいし、崩れ落ちるし、大変です。
その点、Kindleはポンと、一つのデバイスでOK!
スペースはとても大事な資源ですからね。
スッキリ暮らすには、電子書籍派になるといいのかもしれません。
例… 漫画のシリーズ
何十巻もあるマンガは、Kindleに入っていてもらう方がいいですね。
これを電子書籍で買いました
「こっちむいて!みい子」シリーズ (おのえりこ)
ちゃお連載の小学生向け?マンガなのですが、おもしろいの!
安定のストーリー展開なのですが、今時の小学生も私達の頃と一緒だなあ
なんておもいながら、何度も読んでいます。
35巻まで買っても、本棚からあふれる心配なし。
③見つけやすさ 紙の本の勝ち!
本棚に並んで、背表紙がみえてると、存在感をアピールしますよね。
そういえば、あの本もう一度読んでみよう、と思って手に取るのは、紙の本が圧倒的に多いと思います。
キンドルに入っていると、古いものはずーっと下の方に行って、忘れてしまう
例…読みかけで置いておく本、ちょくちょく読み返す必要がある本
これを紙の本で買いました
すぐに役立つ配色アレンジbook(久野尚美)
すごくたくさんの種類の配色グループが網羅されている。
見比べて、インテリアのヒントにしたくて買いました。
④試し読みのしやすさ 電子書籍の勝ち!
電子書籍なら、気になる作品を見つけたらすぐに
「サンプルをダウンロード」できます。
紙の本は、本屋さんで立ち読みかな? ちょっと嫌がられそうです。
例…興味あるけれど、お金を出して買うか迷っている本
これを電子書籍で買いました
サード・メトリック しなやかにつかみとる持続可能な成功
(アリアナ・ハフィントン)
ビジネスの世界で大成功した著者が人間として成功とは?
という問いを投げかけその答えを見つけようという本。
読み応えあります。
⑤ コレクションとしての本、古本 紙の本の勝ち!
そもそも、電子書籍化されてない本もまだまだあります。
二度と出会えない本に出会ったら、高くても重くても実物を買ってしまいそうです。
例…旅先で見つけた本、絶版になってしまった本
これを紙の本で買いました
花物語 (吉屋信子)
金沢の古本屋さん「オヨヨ書林」で購入。
この本を見ると、古本屋さんのたたずまいや匂いまで思い出せます。
名著復刻でほるぷ出版から出された本のようです。
元々は大正9年の作品みたい。
古本屋さんは予期せぬ出会いがあるので、大好きです。
⑥要約、抜書きのしやすさ 電子書籍の勝ち!
ブックマークや、ハイライトをささっとできるし、
コピペで気に入った言葉を集めて、読書ノートを作るのは、
Kindleでとっても簡単にできます。
例…資格や勉強に使う本
これを電子書籍で買いました
ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である
(ジョン・メディナ博士)
人間は、120歳まで生きることができる?
脳に良い生活とは、脳の衰えを最小限にするには?
いろんな切り口から脳についての研究を紹介。
気になるところを、抜粋して読書ノートに加えています。
⑦コスパ 電子書籍の勝ち!
電子書籍の方が安いことが多いようです。
同額のものも、たまにありますが、紙の本が安いことはほぼありません。
Kindleだと、一定料金で読み放題のものもあります。
例 お財布が寂しいのに欲しい本
これを電子書籍で買いました
メスティンBOOK (別冊山と渓谷)
いつかはキャンプを始めたくて、キャンプ関係の雑誌を試し読みしまくっています。
その中で、読み放題のものをみつけたので、ダウンロード。
特に雑誌はサブスクリプションのサービスが豊富
お値打ちに読めるのは魅力的ですよね。
アラフィフに最適なのは?
アラフィフ世代では、それまでになかった本を選ぶ基準が出てきます。
- 重たいのはイヤ→肩凝るから
- 字が小さいと読めない→老眼だから
- 自分の好みが固定している→ちょっとガンコになるから
- 充電を忘れる→物忘れが多くなるから
そこで、今までの7本勝負に加えてアラフィフポイントも加算してみました。
7本勝負 | 紙の本 | 電子書籍 |
デザイン | ❤️ | |
省スペース | ❤️ | |
見つけやすい | ❤️ | |
試し読み | ❤️ | |
コレクション | ❤️ | |
要約・引用 | ❤️ | |
コスパ | ❤️ |
アラフィフポイント | 紙の本 | 電子書籍 |
重いものはイヤ | ❤️ | |
字が小さいと読めない | ❤️ | |
自分の好みが固定している | ❤️ | |
充電を忘れる | ❤️ | |
合計 | ❤️❤️❤️❤️❤️ | ❤️❤️❤️❤️❤️❤️ |
5対6!
めっちゃ良い勝負です。
時と場合、本によってどちらを選ぶかを決める、のが良さそうですね。
まとめ
電子書籍がで始めたばかりの頃は、「本は紙でなくちゃ」「端末に保存なんて信用できない」と思ったものです。
今では、電子書籍になる本がほとんどですし、端末やサービスも豊富。
自分好みのものを選んだり、サブスクリプションで雑誌がたくさん読めるサービスもあります。
一方、廃れていってしまうかと思われた紙の本。
長く続いている本の文化は健在でした。
古本やコレクションのための本ばかりでなく、紙の本の魅力は衰えない。
本屋さんに行って、棚を眺めたり目ぼしいものを取り出してパラパラめくって品定めする楽しさは永遠です。
図書館やブックカフェも、工夫がこらされた新しい施設が生まれています。
本が大好きだから、これからもどっちの媒体ででも、読書は楽しんでいきたいものですね。