これ読んでみてって、オススメしたくなる本を見つけました
難しい本だとちょっとね……
その逆! 簡単なのが大事って本なんだよ
グレッグ・マキューン著 「エフォートレス思考」の紹介です。
表紙のイラストを見ておもわず手に取ったのですが、中身は表紙以上にナイスでした。
エフォートレス思考とは?
エフォート=努力 レス=より少ない
つまり最小の努力で最大の効果をだすための考え方です。
この本の至る所にもっとシンプルに、ラクな方法でやってみよう、というアドバイスがあります。
また、脳科学の知見や多くの事例を挙げて読者の「苦労→正義 ラク→ずるい」の
思い込みを小さく小さくしてくれます。
ぜひエフォートレス思考を、段階を踏んで手に入れていきましょう!
3つのエフォートレス
本では、大きく3つの段階にそってエフォートレス思考について書かれています。
それがこの3つ
- エフォートレスな精神
- エフォートレスな行動
- エフォートレスのしくみ化
この順番に身につけていくと、自分にとって重要なことがもっと簡単にできてしまう、というわけ。
1 エフォートレスな精神
脳は強い感情(怒りや恐怖など)が居座っているとリソースをとられてしまうため、本当に大事なことをする余裕がなくなる
その余分な感情を取り去るテクニックを紹介してくれます。
この中で、一日10分でできる
2 エフォートレスな行動
がんばり過ぎ、力の入りすぎはよくないことはなんとなくわかっていました。
それを研究の成果や歴史を参照して、わかりやすく伝えてくれます。
たしかに、本当にうまくいっているときはがんばっている、という意識もなく物事が進むものですよね
3 エフォートレスのしくみ化
累積的な成果つまり、一度努力するだけで何回も成果が現れるしくみ。
何もしなくても、休んでいても、寝ていても!
勝手に成果が積み重なる、なんてまさに理想ですよね。
エフォートレスな行動の上に、このようなしくみをつくりあげれば、成果をさらに増やせるというわけ。
数学でならった二位曲線のグラフのようなものではないでしょうか。
無駄な力を抜いて余裕で成果を出した小さな7つの行動
本の中から自分なりにやったこと、おお!と気づきがあったもの、7つをご紹介します。
- エフォートレスな10分
- ぐっすり眠る
- 今日の完了リスト
- 読書
- 片付け
- イライラを撃退
- 軽い道を選ぶ
エフォートレスな10分→プチ瞑想
著者がすすめているエフォートレスな精神を自分のものにできる5つの日課。
それを自分なりにアレンジしました。
多分、瞑想にも似た時間ですが心地よく1日を始められます。
具体的には、
「静かな場所で座り、力を抜いて心を解放する」
というものです。
やることは簡単なのですが、朝10分をこのために確保することがポイントです。
ぐっすり眠る→オンラインヨガ
睡眠の質を高めて深い眠りを確保するには?
しっかりリラックスして、ベッドに入りたいのでヨガを定期的にやることにしました。
オンラインヨガで、体をほぐしたらすぐにお風呂へ。
そのあとで眠るようにしたら、ぐっすり度が劇的にアップ。
寝つきは元々良かったのですが、さらに早くなってびっくりです。
オンラインヨガについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
今日の完了リスト→手帳に小さな枠
いつも使っている手帳に、ちょっとだけ項目を加えました。
「今日の完了リスト」です。
一行だけですが、毎日書くとその日の最優先事項がはっきりしました。
このリストを全部終わらせたら、1日の終わりに満足した気分になれるだろうか?
PART2 エフォートレスな行動より
読書→メモを残す
著者はエフォートレスのしくみ化、という意味で読書を重要視しています。
本を読んだあとで、学んだことを1ページにまとめてみることを勧めています。
1ページでも、続かないかも?と思ったので、読書メモにしました。
これからの積み重ねが楽しみです。
片付け→ディズニーミュージックをかける
著者が、子どもたちと夕食後の片付けに使ったテクニック。
私の場合は、食後の片付けは食洗機なのでOK。
自分の部屋の片付け&掃除に、これを採用しました。
大音量で家族はちょっと迷惑だったかもしれませんが、はかどる、はかどる!
ディズニーの音楽の効果は絶大でした。
イライラを撃退→ビニールハウスのドアを修理
小さなイライラはいつまでも、心に引っかかっています。
私の場合はなんだろう?と考えて一つだけありました。
農園にあるビニールハウスのドアがいつもガタンと外れるのです。
すごく些細なことですが、気になる気になる。
思い切って脚立に登って、ドアの上のレールを修理。
意外と簡単にできてびっくり!
それ以来、ドアの開け閉めが快適という事実に感謝しています。
軽い道を選ぶ→人に頼る
一人でなんとかできる事は、自分でやらなくちゃ、と思っていました。
「手伝って」と頼んだら相手に悪いような気がしていたので。
しかしエフォートレス思考を身につけようと心がけると、勇気を出して頼むことができました。
結果は意外!
手伝ってもらったことで、相手とも仲良くなれ、成果は倍以上!!
軽い道を選んで、余裕で成果が出てしまいました。
まとめ
この本を読むまでは、努力や根性という言葉からは縁遠いと思っていました。
でも無意識のレベルで、苦労して成し遂げたことはすばらしい!
という刷り込みがあったのようです。
7つの小さな行動で、ずいぶん心が軽くなっておまけに良い効果がありました。
エピローグがとても感動的です。
プロローグで起こった、著者の娘さんのことが書かれています。
想像もつかないくらい厳しい状況の中から導かれた結論が、エフォートレス思考。
ただらくちんになにもせずに過ごしていきたい、というものではなく
- 自分たちでコントロールできることに集中することで燃え尽きてしまわずにいられる
- ムリにがんばらないときめたら自由で軽やかな気持ちになれる
というものでした。
困難にぶつかったときに、いつだってよりシンプルな道を選ぶことができる、と元気づけられました。